2013年度グッドデザイン賞受賞プロジェクト。2013 Milano FUORI SALONE、美術館の新たなビジネスモデルの可能性、産業社会の中での新たな位置づけを開く試みとして国内外で評価を得た。
東京都には、41品目が東京都後任の伝統工芸品として指定されている。その多くは江戸時代に隆盛し、長い月日をかけ成熟した技術の結晶といえる。しかし、時代の激しい移り変わりの中で、苦境にたっている工芸も少なくない。
「TOKYO CRAFTS & DESIGN」では、現代のライフスタイルにマッチした製品アイデアを求める伝統工芸職人と、伝統工芸の魅力を探求し、自らのアイデアやデザインを工芸に活かしたいと考えるデザイナーをデジタル上でマッチング。職人とデザイナーは、互いに理解を深めながら協働しつつ、東京都美術館の監修のもとアートディレクター、学芸員、知的財産アドバイザーなど専門家がサポートを行い、新たな伝統工芸品を創出した。